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2005年 10月 13日
私の母は、今年81歳になった。3年ほど前、突然、認知症の症状が現れた。しかし、以外にも同居していた人達は、気づかなかったらしい。気づいたのは、徘徊の症状がでてからだった。
その日は、どんよりとした曇り空だった。季節は秋から冬へとなる頃。バイト帰りに、母に会うために実家に立ち寄った。実家は、馬鹿でかい平屋で母の部屋は西側の端にある。 普段は、元気に出迎えてくれるのだが、その日は、違っていた。体が異常に震えていて、薄暗い自室のベッドに横たわっていた。兄夫婦は共働きで、ふだんから母は一人で家の留守番をしている。 「あら、おばちゃん、大丈夫かい?だいぶ震えているね。」 「私、若い頃から働きづめで、もう、体がボロボロなんだよ。疲れきってるんだよ。パーキンソンだから、こんなに震えてるんだ。もう、生きてるのも大変だ」 そういうのもやっとで、声さえもかなり震えている。でも、意識はしっかりしていた。私は、こんな状態でずっと一人だったし、喉も渇いているだろうと思いお茶を運び飲ませてみたが、吐いてしまった。 背中をさすってみたり、トイレに行くのに手をかしてみたりしている間に、だんだんと母も落ち着いてきた。夕方になり、外が暗くなってくると 「○○子、もう夕ご飯の支度あるだろう。私は、大丈夫だからもうお帰り」 と言う。時間をみると、あと1時間ぐらいで義姉が帰宅する時間だった。そんなわけで、その言葉を真に受け、私はその時自宅にもどってしまった。 夜になって、突然、実家の義姉から電話があった。 「○○ちゃん、今日、おばちゃん変じゃなかった?」 「どうしたの?」 「私、お勤めから帰宅したら、おばちゃんが泥だらけでお風呂にいたんだよ。ほとんど裸で・・・。どうも服の着方をわすれちゃってるみたい。どうしよう・・・。そういえばこの前、トイレの床にオシッコしちゃったのよね。娘の部屋にもオシッコをしたのよね。それで、悪いんだけど明日、おばちゃんを看ていてくれないかな?私、お勤め休めないのよね・・・・・」 「えっ!?」 私は、にわかに信じられなかった。ついでに、そんな人を放置して?お勤めに行く義姉も信じられなかった・・。ちなみに医療関係にお勤めしています。 その晩、認知症についてネットで調べてまわった。そして、初めて「アリセプト」という薬がある事を知った。 この薬は、脳内の神経伝達物質を増やす薬らしい。神経伝達物質については、以前、NHK特集の「人体」という番組で知った。(放送当時、私は、大変感動しながら見た。番組内のBGMは、心臓の鼓動をイメージした音で作られていた。今でもそのメロディーは覚えている。たしかDVD化されて販売している) 症例を見ると、とても希望がもてそうな薬だと感じた。
by hanohasan
| 2005-10-13 16:30
| 母の事
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