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歯医者さんと技工士さんのブログ
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2006年 06月 11日
実家の屋敷の西側には、鎮守様へと続く小道があります。小道の東側は、屋敷森に続く土手。西側には、耕作をお願いしている畑。母は、その小道を利用して、杖をつきながら、友達の家にへ遊びに行ったり、散歩したりしていました。 そして、友達が母を訪ねてくる事もありました。
兄が亡くなり、まったく手入れをしていない土手には、雑木や笹竹、雑草などが生え放題です。先日、曇り空でしたが畑の周りの草刈でもしようと思い、畑に行きました。納屋から、鎌を持ち出して研いでいると、母が、小道の土手の草刈を始めたのです。 私は、予定していた事ができないなぁ~と思いましたが、母と一緒に作業を始めました。小道も土手も、篠竹と雑草に占領されているような状態です。大きな雑草は、左手で掴み、根元を刈るという方法で成敗してゆきます。小さい雑草は、左手を添えずに刈り取り、刈り取った雑草を鎌を使って道や土手に広げます。 だんだん鎮守様へ近づくにつれて、土手の雑木や篠竹が太くなってきました。使っていた鎌は、本来は雑草用です。刃が薄くて鎌本体も大変軽いものですから、掴み刈りをしても、なかなか切れなくなってきました。そこで、山で使うというナタ鎌を持ち出しました。これは、持った瞬間、すごく重いなと感じました。多分、この重みを利用して雑木など、雑草より硬いものを刈り取るのでしょう。 刃を研ぎなおして太い雑木や篠竹を刈っていました。リズム良く、どんどん刈り進んでゆきましたが、途中、私は、へばってしまったのでしょう。ちょっと手元が狂って、鎌で左手の甲を叩いてしまったのです。黒い手袋は、ぱっくり切れてしまいました。一瞬、大怪我をしたかと思いましたが、じんわりと血が滲んできました。その時、母は庭で草むしりを始めていたので、私は何事もなかったように流水で傷を洗って状態を確認。大丈夫そうだったのでカット絆をはり作業を続行しました。今度は、軽い鎌に持ち替えて、慎重に作業をしました。 作業をしながら、こうやって人が手を入れるから、人が気持ちよく過ごせる自然があるのだなと思いました。げんに、土手と屋敷森の境あたりは、蔓性植物が生い茂り、篠竹がびっしりと生えて、とても人が入っていける状態じゃありません。このままずっと手入れをしなかったら、どうなってしまんだろうかと不安な気持ちになりました。本当の自然というものは、人を拒むものだろうと思います。母が、時々真顔で「夕べ、裏山あたりにキツネが出たように思う」とか「夜中に裏山あたりで、ざわざわと誰かがいたようだ」と言います。母の寝室は裏庭に面していて、屋敷森に近い。母は、きっと手入れをしていない森が怖いのだろうと思うのです。 作業をした後に、母に綺麗になった小道を見せてあげると 「ああ、何年かぶりに綺麗になった。これなら、○○さんちへ行くのに、ここを歩ける。たいしたもんだなぁ~。働けるってたいしたもんだ。昔はな、こんなに篠竹をはやさなかったし、草も生やさなかった。こういったものは、牛に食わせたり、馬に食わせたりしたもんだ。昔はな、ウンコだってなんだって、みんな何かの足しになったんだ。無駄なものなんか、何もなかったんだ」 そういいながら、気持ちよさそうに土手に座り込んでいました。 その夜、私の左手の甲は、紫色になって腫れてしまいました。キーボード入力もちょっと大変な状態でしたし、少し痺れもありました。でも、今日になって、だいぶ回復。ほっとしました。
by hanohasan
| 2006-06-11 20:06
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