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歯医者さんと技工士さんのブログ
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2006年 10月 30日
今日は、義姉から電話があって、母の薬をもらってきてと用事を頼まれました。ついでにインフルエンザの注射もお願いという事でしたから、午前中に用事を済ませてきました。実家に行くと、やっぱり母は不在でした。でも、だいたい何処にいるかわかるので、すぐに見つけ出してお医者さんへ連れて行き、任務完了です。
さて、その後、お天気もよく夫の実家では、サトイモを作っていないと聞いたので、届けようと思って、サトイモ掘りをしました。年寄りは、こういったものが好きなのです。で、土を掘りながら、昨日書いた記事の事を色々と考えました。 母の認知症は、すでに3年以上経過しています。アルツハイマー型ですが、薬のおかげで進行がだいぶゆっくりです。ただ、発症した時は、猛烈な物忘れとオシッコを部屋のアチコチにしてしまうという状態でした。その時、私のした事は、お勤めしている兄や義姉にかわり、介護認定をしてもらう事と病院へ行き診察してもらうという事です。母は、いわゆる まだらボケという状態でした。私は、そんな母を連れて、ディサービス施設を見学に行ったのです。可哀想だとは思いましたが、心を鬼にして行きました。施設に行き、認知症の老人達を見て、母はショックを受けていた事を思い出します。 病院で処方されたアリセプトという薬によって、母の認知症は劇的に改善されました。それかは、進行もゆっくりです。昨年までは、農作業もけっこうできました。ただ、今年になってから、心身ともに、だいぶ衰えたという感じです。でも、家族の洗濯物をとりこんだり、自分の洗濯をしたり、時には、友達とお茶を飲んだりと、家族が留守の昼間の時間帯を独りでも過ごす事ができます。 私は、今後、認知症がどんどん進行した場合、母を施設に入れるという事や介護のプロにお願いするという事に反対では、ありません。そうなってしまった時の大変さは、充分にわかっているので、おおいに利用するべきだと思っています。 どんな人も、いずれ認知症や寝たきりや、自立できない状態になってしまうでしょう。でも、まわりのちょっとした気遣いで体調を維持し、そうなる時期を少しでも先送りできたらいいと思うのです。だから、出来る範囲で見守ってあげるという事が大事だと思うのです。私は、今もこれからも母に対しては、そういう気持で接してゆこうと思っています。 たぶん、義姉の言葉を受けて、私が悲しいと思ったのは、あまりにもハッキリと出来ないという事を言われてしまったせいだと思います。義姉に「私も、気をつけるようにするけれど、疲れている時は、できないなぁ~」と言われていたら、ぜんぜん違っていたと思います。きっと、義姉が私に対して、正直に気持を言うのは、私を頼っているからでしょう。そして、とても信頼しているんだと思います。義姉は、とても真面目な人です。 母は、私の分身ですから、痩せて皺だらけになり、思考力も低下してゆく様は、胸が苦しく辛いものがあるのです。義姉は、もともと血のつながりはありませんから、それをさほどに感じないでしょう。だから、母に対する気持がかみ合わないというのも、当たり前です。ただ、普段はあまり感じないのですが、ちょっとした言葉で、凄く辛くなる事があるんです。 私が暮らす田舎町は、農村地帯ですが、半業の世帯が多いです。昼間、家で留守番をしているのは、ほとんどお年寄りばかりです。歩く事もできるし話す事もできるし、おトイレも自分でできるけれど、1人きりではちょっと不安があるというような老人がけっこういるのです。 ディサービスは、何度か見学しましたが、会話がなりたたないような老人も多くて、母程度の老人だと、行くのを嫌がるでしょう。老人は、体は動かなくても、けっこう口は動くものです。楽しくお喋りをしたり、お茶や食事ができる場所があると本当に良いなぁと思います。そういう場所があれば、家族も安心して働く事ができるんじゃないでしょうか。 ほんとに、今回の記事は、老人をかかえる人には、嫌な思いをさせてしまいました。ごめんなさい。私は、けして老人を自宅で介護派では、ありませんよ。 畑で、「まだまだ修行が足りませんな」などとブツブツ言いながら、サトイモ掘りをしてきました。
by hanohasan
| 2006-10-30 16:18
| 母の事
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